アメリカで家を買う!6 物件探し④(マニアックな見るべきポイント)

物件探しの最後は見るポイントをまとめてみます。
といっても、人それぞれ好みが違うので、どっちというわけではないですが、色々見たり聞いたりする中であまり語られない(?)情報をまとめておきます。

Contents:

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庭:Hardscape vs Landscape

アスファルトなどで作られた庭をHardscape、土で木や植物がある庭をLandscapeと呼ぶそうです。
Landscapeは自然なので癒されますし、家庭菜園や果物を育てたりすることができます。
一方で、植物があるとその分メンテナンス費用が高くなります。特に水道代。加えて定期的にガーデナーを呼んだり、場合によっては根っこが配管に影響したりなどがあったりです。
なので、それを考慮して選ぶとよいかと。
ちなみに物件によってはHOAが外観をカバーしたりするので、それも確認するのがよいかと。

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窓:Single Pane vs Double Pane

窓は意外と高いです。
すべて取り替えようとすると容易に何千ドルから何万ドルに上ります。また、古い物件はSingle Paneという薄い窓が採用されているので、遮音性や断熱性がだいぶ劣ります。住み心地や光熱費にはねてくるので、窓がどういう状態かは確認した方がよいです。

屋根:劣化状況

屋根も修復するのにかなりの金額がかかります。
家の中からだとあまり見えないですが、ガレージなどは屋根を直接見ることができるので、劣化状況を確認しましょう。
コンドミアムだと、屋根を共有しているので、HOAが負担することが多いです。
なので、誰が負担するのか、どれくらいの出費が今後ありそうかは確認するとよいです。

物件:Flip House

Flip houseというのは古い家をリモデルして売りに出している物件のことです。
かなり良し悪しがあるのですが、よく言うと、すべてリモデルされているので、新築のように住めることができます。
また、設備も新しいものであることが多いので、これも新築感を高めてくれます。

ただし、悪い部分も多いです。
Flipをする人たちはあくまでビジネスとして行っているので、最終的な住み心地などはあまり気にしていません。どれだけ安く物件を手に入れ(元がとても悪い)、なるべく安くリモデルし(見た目がいいけど安価な材料)、見た目重視の仕上がりを求めてます。
なので、一見キレイに見えても、必要な柱が削られていたり、壁の裏はボロボロの材木だったり、間取りや配置がおかしくなっていたりなど、危なさを孕んでいます。
残念ながら、日本のビフォーアフターの匠の技みたいなリモデルではなく、アマチュアDIYといった感じです。
それでも、丁寧にリモデルしている家もあるし、すべてがすべてが悪ではないですが、注意はした方がよいです。

車庫:パーキングスペース、ガレージ、Run-way

車生活が中心のアメリカでは車をどこにどう置くのかは意外と大事です。
一番多いのはガレージだと思いますが、多くの人はガレージを物置として使っていて、ガレージの外に車を停めていたりします。
アサインされているパーキングスペースがある場合や、空いているところに停めるケース。そしてRun-Wayと呼ばれるガレージから道に出るまでの道に停めるケースなどがあります。
これらは投資をしても増やせるものではないので、条件は見ておきましょう。

電灯

日本の家は大体天井に電灯がつけられるのがスタンダードですが、アメリカはそうではありません。
フロアランプやデスクランプに頼っている家がほとんどだと思います。
これらはどうしても光量に問題があるので、暗くなりがちです。
家を見るときは昼間が多いと思うので、夜にどのように電気が必要かをイメージできると予定外の出費は減らせるかと思います。

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