オファーが無事に通ると、売買の手続きが開始します。
その中でもやはりローンの査定が一番時間がかかるので、これをしないことは始まらないです。
Contents:
ローンの選び方
以前ローンの準備に必要なものについて書いたので、そこは省略します。読んでいない方はこちら。
下準備の続きです。 ローンの準備前回下準備でPre-approvalの話をしましたが、Pre-Approval自体は簡単に出ます。 問題は、実際にオファーが通った後にローンを期間内に出せるかどうかが大きな問題となります。 なので、家の購入に本腰をいれる前に、必要な書類を準備していくことをおすすめします。ローンがおりるにあたり必要とされているものは分類すると: 身分証明 クレジットスコア 収入 銀行口座預金になります。 ただし、これらを証明するドキュメントが一つずつあればいいというわけではなく、何種類か必要です。 身... アメリカで家を買う!2 下準備②(住宅ローンを借りるには) - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
ここではローン会社およびローンのプランを決めていくことが肝になってきます。
といっても数ある中から選ぶのは大変なので、ザックリまとめていきます。
ローンの利率
ローンを借りる際、低ければ低いほどいいのがローンの利率です。
ようは借りた金額に対して、利率分を上乗せして返すので、それが少ない方が出費がすくないことになります。
このローンの利率、日本と比較するとアメリカはまだまだ高いです。
といっても一昔の人は8%-10%くらいが普通だったので、昨今の4%前後は信じられないと言っている模様。
この利率が何がどう変わると変化するのかを知っておく必要があります。
◆利率を低くするには
- 頭金を20%以上用意する
- 返済期間を短くする
- 固定金利ではなく変動金利する
- コンドミアムではなく一軒家にする
- 「ポイント」を購入する
- クレジットスコアが高い
◆反対に利率が高くするには
- 頭金が20%未満
- 返済期間が長い
- 変動金利ではなく、固定金利
- コンドミアム
- 「ポイント」を減らす
- クレジットスコアが低い
という関係性になります。
頭金と返済期間
頭金はその通りですが、20%をボーダーに金利に影響があるそうです。
返済期間は15年/30年がよく見る返済期間ですね。一般的なのは30年ではないかと思いますが、早めに返せるのであればその分利息が減るので、支払い能力があるのであれば考慮するのはよいと思います。
変動金利 vs 固定金利
次に決めるのが変動金利(ARM)か固定金利(fixed)かです。
変動金利は「5/1 ARM」のように表記されていますが、この場合だと、最初の5年間が固定で、その翌年から変動金利になる、というものです。
アメリカはライフステージによって家を買い換えることをよく行うので、短期的に保持することがわかっている場合はこの変動金利を選択するのは手だと思います。
Point/ポイント
もうひとつアメリカのローンで出てくるのが「ポイント」と呼ばれるものです。
Point 1.0は1%、0.5は0.5%とも読まれますが、これらはローン金額に対してPointの%を払うことで、低い金利を得ることができるというものです。
たとえば、$400,000の借り入れでPoint 0の金利が4%だとすると、Point 1.0の$4,000を借り入れの時に払うとそれに応じた金利減をしてもらえます。3.875%とか3.75%とか。
頭金に加えてこのPointを買えるだけの資金がありそうであれば、どちらがお徳なのか計算してみるとよいです。
総支払い額はPointを買った場合の方が低いケースが多いです。
とはいっても、金利が大きく下がった場合はリファイナンス(ローンの組み換え)をするというオプションもあるので、一種のギャンブル性はありますが、考える余地はあると思います。
これらの要素によって金利や条件が変わってくるので、ひとまず条件面を固めることがよいと思います。
これが決まるとようやくローン会社間で比べるということができるようになります。
続きます↓
前回ローンを比較するための条件面について書きました。そこから実際のローンの比較をしていきます。色々なケースがあって網羅できないので、あくまで自分の実体験を書いてみます。 ローン会社の選択肢準備編でも書きましたが、オファーをいれる際にすでにローンのPre-approvalをもらっていることと思います。自分の場合はWells FargoとRocket Mortgageからもらっていましたが、使われたのはWells Fargoだけ。基本的にオファーはそのPre-Approval Letterで出していました。なので、Pre-Approvalをもらっている会社はひとまず選択... アメリカで家を買う!11 住宅ローンの選び方②(ローンの比較) - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
前回↓
オファーシリーズが続きます。 オファーでキーになる項目(心情編)Offer Letterこれが重要と思っている人もそれなりにいるようです。 これは前回までの条件に基づいたオファー申請書と同封するOffer Letterと呼ばれるものです。 探すと例文など色々と出てきますが、ようは”お手紙”です。買い手の家族写真などを添えて、この家が欲しいです!という心情にうったえるやりかたです。 たしかに、実際の家の売買をする際、売り手の人と一切顔をあわせずに購入するということが多々あります。 そのときに、売り手としてはどういう人に... アメリカで家を買う!9 オファーをいれる③(情にうったえる) - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |