アメリカで家を買う!10 住宅ローンの選び方①(条件)

オファーが無事に通ると、売買の手続きが開始します。
その中でもやはりローンの査定が一番時間がかかるので、これをしないことは始まらないです。

 

ローンの選び方

以前ローンの準備に必要なものについて書いたので、そこは省略します。読んでいない方はこちら。

ここではローン会社およびローンのプランを決めていくことが肝になってきます。
といっても数ある中から選ぶのは大変なので、ザックリまとめていきます。

 

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ローンの利率

ローンを借りる際、低ければ低いほどいいのがローンの利率です。
ようは借りた金額に対して、利率分を上乗せして返すので、それが少ない方が出費がすくないことになります。
このローンの利率、日本と比較するとアメリカはまだまだ高いです。
といっても一昔の人は8%-10%くらいが普通だったので、昨今の4%前後は信じられないと言っている模様。

この利率が何がどう変わると変化するのかを知っておく必要があります。

◆利率を低くするには

  • 頭金を20%以上用意する
  • 返済期間を短くする
  • 固定金利ではなく変動金利する
  • コンドミアムではなく一軒家にする
  • 「ポイント」を購入する
  • クレジットスコアが高い

◆反対に利率が高くするには

  • 頭金が20%未満
  • 返済期間が長い
  • 変動金利ではなく、固定金利
  • コンドミアム
  • 「ポイント」を減らす
  • クレジットスコアが低い

という関係性になります。

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頭金と返済期間

頭金はその通りですが、20%をボーダーに金利に影響があるそうです。
返済期間は15年/30年がよく見る返済期間ですね。一般的なのは30年ではないかと思いますが、早めに返せるのであればその分利息が減るので、支払い能力があるのであれば考慮するのはよいと思います。

変動金利 vs 固定金利

次に決めるのが変動金利(ARM)か固定金利(fixed)かです。
変動金利は「5/1 ARM」のように表記されていますが、この場合だと、最初の5年間が固定で、その翌年から変動金利になる、というものです。
アメリカはライフステージによって家を買い換えることをよく行うので、短期的に保持することがわかっている場合はこの変動金利を選択するのは手だと思います。

Point/ポイント

もうひとつアメリカのローンで出てくるのが「ポイント」と呼ばれるものです。
Point 1.0は1%、0.5は0.5%とも読まれますが、これらはローン金額に対してPointの%を払うことで、低い金利を得ることができるというものです。
たとえば、$400,000の借り入れでPoint 0の金利が4%だとすると、Point 1.0の$4,000を借り入れの時に払うとそれに応じた金利減をしてもらえます。3.875%とか3.75%とか。
頭金に加えてこのPointを買えるだけの資金がありそうであれば、どちらがお徳なのか計算してみるとよいです。
総支払い額はPointを買った場合の方が低いケースが多いです。
とはいっても、金利が大きく下がった場合はリファイナンス(ローンの組み換え)をするというオプションもあるので、一種のギャンブル性はありますが、考える余地はあると思います。

 

これらの要素によって金利や条件が変わってくるので、ひとまず条件面を固めることがよいと思います。
これが決まるとようやくローン会社間で比べるということができるようになります。

 

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