下手なドラマよりも響く槇原の歌 5選

むしろ5曲でおさめろというのが無理なくらい名作が多い槇原の曲です。
短い曲の中でこんなに心を打つ歌を作れる才能はすごいです。古いのが多いので今の若い人はきっと知らないのかな。
そうだとしたらぜひ聞いてもらいたいのばっかりです。

 歌詞が好きな人であれば、こちらの記事もどうぞ。


 

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モンタージュ

ふとした相手に恋をしてしまい、どんどんのめり込んでいく若者の恋がテーマです。
若者かどうかわからないけど、オッサンよりも青少年でいてもらいたいという勝手な設定。

「僕は生まれて初めて 自分の耳が赤くなっていく音を聞いた」
「訳のわからない胸の痛みを楽しんでいる」
「恋をしているのかも 本当はわからないけど もう一度君に会いたいんだ」

もうここらへんの表現力は最高ですね。
恋したくなってしまいます。
曲の中で関係は特に進展しないですが、恋心がモンモンしていく感じがなかなか心を震わせます。

 

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もう恋なんてしない

これは有名すぎるけど、やっぱりはずせないかも。
割とサビの「もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対」のところが有名だけど、実は面白いはAメロ・Bメロでしょうか。

紅茶がどこにあるかわからないし、朝ごはん作ってもあんまり美味しくないし、なんならその文句すら言えない。
2本の歯ブラシを1本捨てるし、元カノの趣味の服も捨ててしまう。

もう未練タラタラだけど忘れようと思うその気持ち。その人のことが大好きだったからまたちゃんと恋をするよ、という強がるわけですが、でもやっぱり大好きなんだという忘れきれない恋心が表現されています。
ちょっとやりすぎるとストーカー?みたいになっちゃいますが、ある意味別れを飲み込もうとしていると言う点では健全なお別れとも考えられるのかな。

 

どうしようもない僕に天使が降りてきた

題名の長さから「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」を彷彿させてしまいますが、曲は全然違いますね。
曲調もそうだけど、ダイナミックさがある一曲です。

序盤では彼女が昔の恋人がくれた目覚まし時計に腹を立てて出るところから始まり、男は追いかけます。
彼女が天使と見立てているので白い羽がたくさん出てきます。

中盤で彼女を見つけると彼女から「愛を勘違いしないでください」という衝撃のコメント。
逃げ恥の「好きの搾取です」はもはやここからパクったんじゃないかというくらいの衝撃。
ここで男は誰かを愛するためには努力が必要だと理解します。ほんとそうです。努力は必要です。
そして彼女はどうしようもない自分の前に降りてきた天使だと自覚し、最後は自分が掃除を全部やるから一緒に帰ろう、というなんとも可愛い歌詞。

この短い歌詞の中にそれぞれの気持ちを心の動きがわかるという、良作です。

 

SPY

王道すぎますかね。
これはもはや月9とかの世界ですね。11話見なくても、この一曲でなんかドラマ見た気分に十分になります。

彼女を偶然見つけたので着いていくSPYごっこをしていたら、他の男とキスしてるのを見て打ちのめされるという内容です。
簡単に言うとこれだけなんだけど、曲調もアップテンポだし、その一部始終の過程がよくわかる歌詞なので、聞いててドキドキしてきます。

サビの「信じてる 君を信じてる」から「シャレになんないよ なんないよ」に続き、最後は「信じてる どうか信じさせて」までの流れがすばらしいとしかいいようがない。
「嘘をついてまでほしい幸せが僕だったのかい?」という歌詞なんて最高ですね。

 

LOVE LETTER

今時ラブレターを書く人がどれだけいるだろうか。
ということで違う街に行ってしまう相手に一生懸命ラブレターを書いたけど、結局それを渡せずじまいだったというお話です。
たしかに恋心にまかせてアタックするというのも一つだけど、アタックできなかったという青春もあるよなって思う。

大きくなると「あの時こうしていれば」と思うことはよく覚えているけど、「あの時こうしなければ」という覚え方は以外としていないもんです。
なのでやらないで後悔するならやって後悔、なんて言う人もいるけど、実際その時できなかったというのがある意味心の財産になるということもあるんじゃないかな。

 

他にも

足音・ANSWER・太陽・彗星・遠く遠く・桃、など新旧いい歌がほんとに多いですね。
有名どころはもちろんだけど、そうでない曲もいいのが多いんです。
歌詞がシンプルでまっすぐなのがいいのかな。全体的に愛に溢れてる感がきっといいんだと思います。

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