海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!④ 実際の授業

そうだ、修士を取ろう!

ということで、仕事をしながらでもオンラインで授業を取り、修士号を取るお話の続きです。

 

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受講コースの構成

こればっかりはコースによるので、あくまで参考までにですが、どんなかんじで授業が進むのかを書きます。

自分が選択したコースは通常2年間で8つのコースを受け、その後半年間で修士論文を書くというものでした。

受講する授業自体はほぼ決まったもので、選択式のコースは一つだけありました。(7つ固定で、1つは二種類のクラスから選ぶ)

コースを受けるスピードは自分で決めることができ、たとえば8つのコースを1年間で受けて、一年半で卒業することもできますし、1年休暇をいれて3年半で取得することもできます。時間の調整を自分なりにできるというのは、パートタイム/オンライン大学院のいいところだと思います。

最大何年以内に卒業するようにというルールはありますが、基本的には2年半のスタンダードで受けている生徒が9割以上でした。

イギリスは1年間で4つの学期に分けられているようで、各学期に一つずつ受けるというやり方です。

夏休み/冬休みなどの大型休暇を除くと、大体10週間程度で1学期をこなしていくことになります。
4週間の前半、1週間休み、4週間の後半、1週間でエッセイ提出、という10週間でした。

 

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授業の進め方

授業自体はいたってシンプルで、教科書の読み込みに加えて、毎週Topicごとの授業ノートが用意されています。その授業ノートを読み、毎週そこに記載されているDiscussion Topicをメールで教授とクラスのメンバに送る、という流れです。

自分のコースは割と採点が緩く、8週間のうち、6回以上Discussionに参加すれば10点、残りの90点はエッセイで評価、となっていました。

なので、議論に参加している限り、どれだけ教科書や授業ノートを読んだのかといったチェックはなく、一応Web上で受けれる毎週ごとの小テストも任意ということだったので、正直だいぶサボれました

といったも議論内容に答えるにはある程度教材を読む必要はありますが、一般的に大学院で読まなければいけないという読書量ではなかったと思います。

上記の流れに加えて、Discussionとは別に各週のOpeningとClosingの担当がアサインされ、その週は最初に授業ノートのサマリやDiscussionのまとめ、が求められます。といっても生徒数がそれなりにいるので、実際8週間のうち、どちらかの担当になるのは1回程度でした。

 

エッセイ

通常時の授業は一定の時間はとられるものの、そこまでひどくはなかったです。ただし最後のエッセイの週は大変です。

厳密にはもっと早くから仕掛かりをしていればそんなことないはずなのですが、内容を理解したり、トピックを選んだりするのはどうしても後半になりがちなので、作業に時間がかかります。その度に徹夜作業してた気がします。

エッセイ自体は3500文字の±10%の長さが条件なので、15-20ページくらいでしょうか。Academic Writingなので、文献の参照なども正しくすることを求められます。

徐々に書き慣れてくるものの、このエッセイ提出の週のストレスは半端なかったです。家族に影響を及ぼします

エッセイの書き方については別途記事にしてみます。

 

修士論文

これはほんとにゲロ吐きそうなプレッシャーとの闘いでした。ひたすら書く作業を続けるわけですが、全然進まない。

色々理由がありますが、

  1. 最初のうちはやる気にならない
  2. トピックが定まらない
  3. 調べものが多い
  4. 必要以上に長い
  5. 推敲/校正も時間がかかる

といったところです。

この修士論文に求められる文字数は15,000文字の±10%。これまでエッセイで書いていた量の4倍の長さです。

にも拘わらず、まったくもって最初は筆が進みません。

まだまだ時間があるや、という気持ちと、書くのが面倒、という気持ちが最初のハードルをありえなく高くしてきます。加えて、その量になると、ある程度書き始めて中身が見えてくるとそれなりにスピードが出るのですが、最初は何を書いていいのかサッパリ。ということで最初の3か月くらいは本当に何もしていなかった気がします。

一応コースインストラクターがついて、尻たたき兼中身の相談などをしてくれるのですが、自分があたったインストラクターは片手間だからか連絡しても返信が遅く、ミーティングの予定調整だけで時間がありえなくかかりました。

さらには途中自分のプロジェクトでアフリカに行ってて、1か月間接続できませんでした、テヘペロ、みたいな悲惨な状況。こればっかりは運ですが、自分に合ったインストラクターにあたるかどうかは割と重要です。

そんな災難の中、最後の一か月でひたすら書いて、提出しました。
最後はどうとでもなれ、と思い提出しました。
最悪、再提出になるかもだけど、提出しました。
出すことが大事なんです。

 

ということでまだ結果を待っている状況ですが、ギリギリでいいから合格しないかなと思う今日この頃。

たしかにこの修士論文を通じて色々知識的にもレベルアップはしたものの、やはり最初の心意気が、学歴の一致とかだと、合格すればいいや、と思ってしまう自分がいるのを否めない。

なんだかんだで大変ですが、終わってみると(まだ終わってないけど)それなりに勉強したなと思うオンライン大学院でした。やって後悔したことは一度もないです。(今のところ)

なので、迷ってる人がいたら、ぜひ挑戦することを勧めます。

 

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