アメリカで資産形成 1 銀行選び(例:Chase/CIT)

アメリカに生活するにあたり、切っても切れないのが資産形成。
日本では年金が足りてるとか足りてないとかのニュースで盛り上がってましたが、アメリカでは自分の老後は自分で準備するのが基本。

それに伴い色々な投資や貯蓄をする仕組みもあり、知らないと損する(?)こともあるので、色々と調べて実行する必要が出てきます。
ということで、色々と書いてみますが、まずは銀行選びについて。

 

 

 

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主な銀行/口座の種類

調べたら割と簡単に出てくるので、グーグル先生に聞くのが早いですが、ザックリ言うと、

  1. 銀行の種類
    1. 店舗があるオーソドックスな銀行
    2. オンライン銀行
    3. 投資銀行
  2. 口座の種類
    1. Checking:普通
    2. Saving:貯蓄
    3. High-Yield:(多分日本にない。。。)
    4. CD: 定期預金
    5. Investment:投資

という感じです。

銀行の種類は昨今はほとんどWeb経由で手続きができるので、実はどれをとってもあんまり違いはです。
強いていうならば店舗がある方が何かあった時にサッと手続きができたりするので、安心感はあります。
なので近くにある銀行や営業時間が自分に都合があう銀行を選ぶのがよいですが、新規口座開設をすることで、ボーナスをくれる銀行が多数あります。
せっかく新たに開けるのであればボーナスをもらいましょう。

 

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新規口座開設のボーナス

タイミングによってボーナスの条件や金額が異なるので、最新をチェックするのがよいです。
大体よくあるのが、90日以内に「$〇〇を入金」、「給与などの定期入金の設定」といった条件で、それらをクリアすると$300-600くらいのボーナスを提供してたりします。

自分が使ったのはChaseのボーナスで、その時はCheckingを開設して定期入金設定で$300、Savingを開設して$15,000以上を90日間維持すれば$200、両方できるとプラス$100というのに挑戦しました。

理由はそれまで使っていた銀行よりは、Chaseが土日の営業時間が長く、ボーナスもあるし、Checking Premier Plusにすると小切手が無料だし(ほとんど使わないけど)、といった具合で開設に踏み切りました。

手数料系はそこまで変わらないですし、普段のキャッシュフローが激しいメインアカウントとして使う想定で開設しました。

この類のボーナスはよくオファーが出ているので調べて受けやすいものを選択するのはありだと思います。
残念ながらこのボーナスは所得の扱いになってしまうので、税金引かれることになります。なのでボーナス額が小さい場合は、素直に投資に回した方がよかったりもします。

 

口座の種類と選び方

日本では貯蓄口座や定期預金があっても一番高くて0.35%とかありえない数字(2019/8現在)。
よくもこんな金融商品が使われているなと思ってしまいます。

Checkingは基本的には利子はつかないですが、ランクをあげると利子がついたりします。
ChaseのPremier Plusだと0.01%。まぁこれはあってもなくてもいいくらいと考えてCheckingはあくまで普段のお金の出し入れをする受け皿として利用するのがよいでしょう。

では残ったお金はどうするか。

一番の候補はInvestmentができるアカウントでゴリゴリ投資をするのがよいでしょう。
といっても投資の仕方やアカウントの種類もそれなりにあるので、別の機会に書きます。
また、Investmentに全財産を投入するのもリスクがありますし、お金に戻すのに時間とリスクが伴うので、普段使いからは逸脱します。

すると候補としてはSaving/CD/High-yieldの3種類。

ただしChase Savingはまさかの利子が0.01%(Premier Checkingと一緒じゃん!!)
なので、この時点でSaving Accountはほぼ無意味。
Saving Accountにお金を残しておく必要性というのが基本的にないということになります。

残るのがCDとHigh-Yield。
CDは定期預金なので、一定の期間お金を預ける代わりに高い利子がついて帰ってくる、というもの。ただし期間中の引き出しにはペナルティがあるので、普段めったに使わないけど、投資に回さずに安定して貯蓄として残しておくという時に使うことになるでしょう。

普通は長期間にすればするほど利率がよいですが、銀行は割とフレキシブルに色々なdealを出しています。
例えばChaseでは今10年定期で1.3-1.5%が通常の所、9か月の定期を今だけ1.1-2.0%といった利息割り増しキャンペーンをしていたりします。
利息に幅があるのは、入金金額によって利息が変わるため。

CDの利息だけだと、実は銀行系よりはクレジットカード系のアカウントの方が利率が高い気がします。
最大で2.7%とか提供しているところもあります。(2019/8現在)

 

しかしCDの最大のデメリットは一定期間お金を使えないというこの事実です。
取り崩すのは最終手段であって、念のためというレベルを超えています。
それに加えてそれだけの期間一定のお金があるのであればリスクはあるものの投資をした方がリターンが大きいので、CDのメリットが薄くなってる気がします。
老後に向けて安全資産を増やすというくらいしか実はあまりメリットがない気がします。

とはいうもののCheckingにお金を眠らせておくにはもったいない。
ということでおススメはHigh-Yieldアカウントです。

自分はCIT Bankという所を使っていますが、端的に言うと、

  • 出し入れの回数に制限はあるがペナルティはかからない
  • CDには多少劣るが十分な利率
  • 利率は変動制

というアカウントがあります。
その中のSaving Builderというのを使うと、ある一定金額の入金で2.3%のリターンが提供されています。(2019/8現在)
これなら、定期に縛られることなく、それなりの利息を得ることができ、何かあった際にも使える予備資金とすることができます。
昨今の利下げの影響で今後の利率も変わってくるかもですが、今のところは満足です。

 

予備資金の持ち方

ざっくり予備資金は6か月くらいの出費をカバーできるくらい、とよく言われます。
なので自分の場合は、6か月の出費相当の金額のうち、35-40%をChaseのCheckingにおいておき、残りをCIT Bankに突っ込んでいます。

予備資金以上にお金がたまった場合はInvestmentアカウントにうつして、投資に回します。
キャッシュフローが賄えるのであればChase Checkingはもう少し縮めてもいいかと思うものの、現状は十分バランスがいいなと思ったりしています。

次回は保険について書こうかと。

 

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