人をPCやコンピュータで例えると
今となってはPCやスマートフォンを持っていることが当たり前ですが、15年くらい前はメモリが8MBとかのパソコンでダイアル接続していインターネットしたことを覚えています。
そっから目覚しく発展したコンピューターですが、人をコンピュータで例えるとどうなるか書いてみます。
Contents:
例えてみると、
- ハードウェア → 身体のスペック
- CPU → 脳のスペック、地頭
- メモリ/ハードディスク → 記憶力
- OS → 脳の構成、考え方
- アプリケーション → 日々の活動
ハードウェア
身長や骨格、手足が何本あるかなんかはいわゆるコンピューターのハードウェアに例えられるかと。
筋肉の質や絶対量などもこの類。
ほぼこれらはDNAによって決まってしまうので、どのような遺伝子を引き継いでいるかはやっぱり重要です。
CPU
よく「地頭がいい」とか表現があるけど、CPUのクロック数が多ければ多いほどそういう人になるんだと思う。
情報処理能力が高いのはいいCPUを積んでるのと一緒です。
これもDNAによって決まりがちだけど、実際はPCと同じでこのCPUを100%使ってる状態は望ましい状態ではなく、通常時は5-20%くらいの使用量が目安になるかと。
それよりも高くなると、PC見たいにファンがブーンと周りだして、他の作業が止まってしまいます。
なので、必ずしもいいCPUを積んでいるから頭がいい、そうでなければ頭が悪い、ということではないと思います。
使用量が5-20%くらいなので、動いている脳はほぼ誤差の範囲になります。むしろどれだけ自分の脳の回転数をあげるかが重要です。
メモリ/ハードディスク
それぞれ短期記憶と長期記憶にわけられますが、いわゆる記憶力ですかね。
歳をとると短期記憶が苦手になりますが、実は単にメモリにゴミがいっぱい溜まってきているので有効活用できるメモリ量が減ってるだけなんじゃないかと。
ハードディスクは記憶力ですが、大きさもさることながら、情報を格納してい取り出すスピードと正確性も重要です。
なのでPCと一緒でインデックスをちゃんとしないといけません。
効率よくデータを格納して取り出せる状態にするということですね。
よく寝て記憶する、なんて話があるけど、寝てる間はハードディスクへのアクセスが激減するのでインデックスするのにもってこいなんでしょうね。
PCはメモリとハードディスクを物理的に拡張できますが、人間は取り替えられません。
この部分においてはそこまで個人差はもしかするとないかもしれない。
ちゃんとインデックスされて、データのボリュームを小さくすることが、有効活用する秘訣かと。
OS
これは基幹システムです。
3歳までで全ての能力が決まる、なんていう話はおそらくこの3年間はOSを構築する期間だからかと。
この作りによって、Windows VistaなのかMac OSなのか、Androidなのか、ということが決まってきます。
それから先に作るのはそれぞれのOSの上で動くアプリケーションなので、どれだけOSの作りがよいかによってその人の能力に大きく影響すると思います。
OSが行うハードウェアの制御によって運動能力が決まってくるし、リソースの制御によって情報処理力・記憶力に直接的に影響します。
OSによって文字コードの読み取り方法などにも変わってきます。改行コードなど。
現在のPCなどはある程度標準化されていますが、人間は固有のOSを構築できます。
これによって人によってデータのボリューム、何に向いているか向いていないのか、などが決まってきます。
例えば「百人一首」を覚えるにしても、ある人は100KBのバイト数で覚えるけど、ある人は画像みたいデータとして保管することで10KBしかかからない、ということがおこりえます。
言語を覚えやすいデータ構成の人もいれば、手を動かすのが得意なOSの人もいます。
これを幼児期にどのように作り上げるかが非常に重要なんじゃないかと。
それでも幼児期をすぎてもあるタイミングでアップデートする人もいます。
かなりパワーが必要ですが、何かをきっかけにOSを大幅アップグレードして能力を高める人もいます。
ただし、根幹はやはり変わらないので、どう最初に作るかですね。
アプリケーション
アプリケーションは大きくなるにつれ、どんどん自分で作っていきます。
学校で色々な教科を勉強するのはその教科に特化したアプリケーションを作ることが目的ではなく、自分で自分用のアプリケーションを作る練習と考えるべき。
もっと言うと単に作るだけでなく、自分で問題を見つけてアプリを修正できるようになると、さらに幅が広がります。
それをすることで精度の高いアプリになっていきます。
このタイミングで得意不得意があるけれども、それはOSによるものなのである意味仕方がないです。
なので、不得意なアプリを一生懸命作るよりは、得意なアプリを作る練習をしたほうが有意義と思うのは自分だけだろうか。だってOSが制御してるんだもん。
よく基礎が大事、というけれども、アプリケーションを一度かたどると、あとはどんどんパッチと修正をあてていきます。この時に基礎をおろそかにすると、不恰好なアプリになってしまうので、正しくアーキテクチャを作る必要があります。この骨格が基礎なわけです。
まとめ
子供をもってよく思うのは、やはり幼児期の最初の頃の基礎の構築は大事なんだなと。
人間を無機質的に考えると、このようにPCに例えることができると思います。
ただ、PCのように標準的に図れるスペックがあるわけではないので、何に向いているのかなんてのは人それぞれなんだろうなと。