アメリカで出産⑤ – 臍帯辺縁付着

前回はこちら↓

今度は別の事件が勃発。
カンクーンから戻ってきて、通常の健診やらエコーやらを行いつつ、その次にあったのが恐怖の羊水検査を行ったHigh Risk Pregnancyでのフォローアップ健診。
おそらく電話で聞いていた羊水検査の結果を教えてもらっておしまいだろうなー、と思いながら通院。

チェックインをすますと、部屋に通される。
すると、エコーのおばちゃんが入ってきました。

「あれ?今日もエコーするの?まいっか。」

と思いながら、一通りエコー。
相変わらずエコーの画面内では動き回る元気な赤ちゃん。
色々検査をして、しばらく待っていると、羊水検査をしてくれたお医者さん登場。

 

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MCI/臍帯辺縁付着

「羊水検査は大丈夫だったね、おめでとう」と言ってもらい、我々もニコニコしながらしていると、
「MCIになってます。」

MCIって?なんぞ?

 

「MCIとはMarginal Cord Insertion。つまり端に(Marginal)へその緒(Cord)がくっついている(Insertion)」とのこと。
影響としては、場合によっては胎盤から十分に栄養が運ばれずに、胎内での育ちに影響があるかもしれない、と。経過観察をこれからしていくので毎月High Risk Pregnancyの方にも来るように、と言われました。
胎盤がこれから大きくなって問題なくなることもあるし、端でも出産に問題ないこともあるし、そんなに心配するものではないのよ、とフォローしてくれるが我々は頭真っ白。
まさかカナダ、カンクーンと旅行をしたのが影響したのだろうか。。。

ひとまず今後のアポイントメントを予約して帰路に。

 

そこから家に帰ると必死にインターネットの情報をかき集めました。
日本語ではMCIのことを「臍帯辺縁付着」というそうです。
まさにへその緒がフチについてると英語でも日本語でもそのまま。
臍帯付着部異常の一つで、胎盤から完全に外れてしまっているケースは臍帯卵膜付着とまで言うそうです。

影響としてはお医者さんが言った通り。加えて出産の時に胎盤からへその緒がとれてしまうことがあるので、場合によっては帝王切開を検討したりするとのこと。
一難去ってまた一難。。。。

あの羊水検査の後にエコーのおばちゃんがお医者さんに「〇〇のことは言わなくていいのか、ごにょごにょ。。」の〇〇はきっとMCIだったのでしょう。
羊水検査で憔悴しきっている我々にダメージを与えないためにきっと言わなかったのです。

とはいっても、どうしたら治るとか防げるといったものではないので、こればっかりはどうしようもない。
頑張って育ってくれることを願うしかないのです。
そこからは通常健診とHigh Riskの二重通い。でも、そのおかげで毎月エコーを受けることができました。

一応通常健診のお医者さんにも状況はシェアされているので、32週目からはNST(Non-Stress-Test)が設定されました。
胎児の心音と胎盤の収縮(のちの陣痛)のリズムを計測するテストです。
↓NSTの結果が記録される紙

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先はまだ長い

まだまだ続きます↓

妊娠して子供が生まれることは自然なことだと思っていましたが、いざ経験してみると山あり谷ありで大変。なんだかスムーズにいかないね。。。と嫁と話をしながら、一方で今度は日本にプチ里帰り。
妊娠中に3回も旅行に行く人も珍しいかと思いますが、元々設定していたものばかりなのでキャンセルせずに行っちゃいました。
行くならやっぱり安定期と呼ばれる妊娠中期ですね。そしてだんだんお腹も大きくなり後期に向かっていきます。

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