アメリカで出産③ – 羊水検査

初回の検診、1か月検診にかけてつわりがMaxになるものの、順調に進んでおりました。
以前までの記事は↓

生まれるとどこにも行けないんじゃないかという恐怖から、その間にCanadaに飛行機で旅行に行ったりもしました。あまり妊娠初期には動かない方がいい、長時間同じ態勢でない方がいいというのをわかった上での旅行。
幸いなのはCanada(その時はトロント)の食事がとてもおいしかったこと。
食事好きの我が家にはとってもよく、つわりの辛さを多少は軽減できたとかできてないとか。
つわりも食べづわり、吐きづわり、とか色々あるそうなので、この時期は個人の体調を見て行動するのが一番よいのではと。

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Screening Test

そんなこんなで1か月検診、2か月検診を行ったのですが、カリフォルニアでは、ほぼデフォルトでScreening Testというのが行われます。
年齢やこれまでの病歴などに色々なテストの種類があるのですが、大体の場合は無害で血液検査だけで可能なScreening Testを受けます。
これによって胎児が主な遺伝子異常を持っている可能性というのがわかります。有名なダウン症、○○トリノミーみたいなものがわかります。
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我が家は年齢的にもこれまでの健康状況的にもあまり問題がなさそうだったので、担当医も細かく説明はしませんでした。検査するよー、くらい。
その検査は10-14週、15-20週の2回の期間に血液を採取し、結果がわたされるものです。
思えば最初の数回は検診の時に血液検査をしていたけど、こういうのが目的。
あとは中期に妊娠糖尿病の検査も血液でした。

 

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ダウン症リスク発覚

そんなこんなであまり気にしていなかった検査でしたが、衝撃的な結果に。
ある一つの項目、それこそダウン症で確率が高い(20分の1)という連絡がありました。
まだ確定したわけではないのに、涙が止まらず、精神的に辛い日々が始まりました。
Screening Testはあくまで確率だけなので、実際にそうかわからない。
唯一確実に知るためには、羊水検査を行い、採取した羊水にある遺伝子を検査することだそうです。
それであれば確実に、なんなら男なのか女なのか、それ以外の遺伝子系の異常についてもわかってしまいます。
一方で羊水検査は羊水に針を侵入させることになるので、外傷や病気の感染などの可能性がわずかながらあるので、リスクは伴います。安易にやればいいというものではないです。

我が家は苦しんだ挙句、羊水検査を受けることに決めました。
わからないまま不安な状況下であと5か月も耐えられる気がしなかったというのが一番大きい理由です。
色々なブログやサイトで似たような事例がありますが、ケースバイケースなのでこればかりは家庭内で判断をするしかなかったです。

幸いなことに羊水検査はその結果が出て数日後にアポイントメントがとれました。ここで登場するのが「High Risk Pregnancy」です。
母胎/胎児に何かある場合に限らず、高齢出産だとかでもこちらに通うことになるそうです。

 

羊水検査

ということで羊水検査へ。
朝早くのアポイントメント。気が気でない状況とはまさにこのこと。

到着してチェックインした後待合室で待っていると呼ばれる。
最初に行ったのはカウンセラーとの面談。
この羊水検査が意味するもの、リスク、今後の流れ、といった説明と相談をしてくれます。
どうやら羊水検査は羊水を抽出する医者と、それを解析してくれる会社が別にあるそう。

ここで聞かれたのが、通常1週間ほどで完全な検査結果が出るが、それとは別に追加料金を支払うことでより早く、2,3営業日で主要の遺伝子異常の有無についての結果が出るというサービスがあるとのこと。$300前後だった気がします。
この羊水検査までの数日で精神的にやられていた我が家はそれをお願いすることに。
一通りの説明が終わり、次に診療室に通されます。

その部屋には通常の検診の時よりも大きなエコーの装置。
おそらく精密エコーとか3Dとかができるエコーなんだと思います。
そこに通され、一通りエコーを行います。
エコーの画面越しに元気に動く我が子。
動けば動くほど、切ない気持ちに。。。。

エコーの最中に、性別を知りたいかと聞かれたので「Yes」と答えると、教えてくれました。
これが例のアレだよ、と。
ただし検査前ということで、男の子なんだー!!という感慨もなぜか薄まったしまいました。

エコーで首や手の形状などでダウン症かどうかがわかるという話をブログで読んでいましたが、必ずしも確実ではないらしいです。
それでもエコーのおばちゃんは、エコーを見る限りは問題ない、と言ってくれたのはうれしかったです。

しばらくして、お医者さんが入ってきます。
我が家の適当な担当医ではなく、超賢そうなおばちゃん。これまで何度も羊水検査をしてきたそうです。

羊水検査事態は長い針をおへその下らへんから刺していきます。
胎児に影響がないようにエコーをしながら、慎重に。
エコーの画面に針が出てくると元気にしていた我が子はその針を見るように固まってました。
父親の先端恐怖症が遺伝していないといいが。。。。

その間に羊水を取得。色は黄色より薄く、割とサラっとした液体でした。
それが終わると、針を抜き、バンドエードみたいなものをして完了。

完了した後、エコーのおばちゃんが、お医者さんに「あのことは…ごにょごにょ」、「今じゃなくていいでしょ」という話をしていました。
何のことかわからないまま、「その日は安静しているように」「テストは20分の1だったわけだからOdds are yoursよ。(確率的には大丈夫な可能性が高いよ)」と言われ、ひとまず終わり帰路につきました。
それでも結果が出るのは数日かかるので、それまで悶々とした日々が。

 

結果連絡まで

長くなったので、結果は次の記事に書きます。↓

本当にこの時期は胸が張り裂けそうな日々でした。子供が健康に生まれてくれるということがどれだけありがたいことなのかというのを噛み締めます。
できるならば同じような経験はしたくないなと思いますが、こればっかりは。。。。

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