物件探しの最後は見るポイントをまとめてみます。
といっても、人それぞれ好みが違うので、どっちというわけではないですが、色々見たり聞いたりする中であまり語られない(?)情報をまとめておきます。
Contents:
庭:Hardscape vs Landscape
アスファルトなどで作られた庭をHardscape、土で木や植物がある庭をLandscapeと呼ぶそうです。
Landscapeは自然なので癒されますし、家庭菜園や果物を育てたりすることができます。
一方で、植物があるとその分メンテナンス費用が高くなります。特に水道代。加えて定期的にガーデナーを呼んだり、場合によっては根っこが配管に影響したりなどがあったりです。
なので、それを考慮して選ぶとよいかと。
ちなみに物件によってはHOAが外観をカバーしたりするので、それも確認するのがよいかと。
窓:Single Pane vs Double Pane
窓は意外と高いです。
すべて取り替えようとすると容易に何千ドルから何万ドルに上ります。また、古い物件はSingle Paneという薄い窓が採用されているので、遮音性や断熱性がだいぶ劣ります。住み心地や光熱費にはねてくるので、窓がどういう状態かは確認した方がよいです。
屋根:劣化状況
屋根も修復するのにかなりの金額がかかります。
家の中からだとあまり見えないですが、ガレージなどは屋根を直接見ることができるので、劣化状況を確認しましょう。
コンドミアムだと、屋根を共有しているので、HOAが負担することが多いです。
なので、誰が負担するのか、どれくらいの出費が今後ありそうかは確認するとよいです。
物件:Flip House
Flip houseというのは古い家をリモデルして売りに出している物件のことです。
かなり良し悪しがあるのですが、よく言うと、すべてリモデルされているので、新築のように住めることができます。
また、設備も新しいものであることが多いので、これも新築感を高めてくれます。
ただし、悪い部分も多いです。
Flipをする人たちはあくまでビジネスとして行っているので、最終的な住み心地などはあまり気にしていません。どれだけ安く物件を手に入れ(元がとても悪い)、なるべく安くリモデルし(見た目がいいけど安価な材料)、見た目重視の仕上がりを求めてます。
なので、一見キレイに見えても、必要な柱が削られていたり、壁の裏はボロボロの材木だったり、間取りや配置がおかしくなっていたりなど、危なさを孕んでいます。
残念ながら、日本のビフォーアフターの匠の技みたいなリモデルではなく、アマチュアDIYといった感じです。
それでも、丁寧にリモデルしている家もあるし、すべてがすべてが悪ではないですが、注意はした方がよいです。
車庫:パーキングスペース、ガレージ、Run-way
車生活が中心のアメリカでは車をどこにどう置くのかは意外と大事です。
一番多いのはガレージだと思いますが、多くの人はガレージを物置として使っていて、ガレージの外に車を停めていたりします。
アサインされているパーキングスペースがある場合や、空いているところに停めるケース。そしてRun-Wayと呼ばれるガレージから道に出るまでの道に停めるケースなどがあります。
これらは投資をしても増やせるものではないので、条件は見ておきましょう。
電灯
日本の家は大体天井に電灯がつけられるのがスタンダードですが、アメリカはそうではありません。
フロアランプやデスクランプに頼っている家がほとんどだと思います。
これらはどうしても光量に問題があるので、暗くなりがちです。
家を見るときは昼間が多いと思うので、夜にどのように電気が必要かをイメージできると予定外の出費は減らせるかと思います。
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物件探しを続けていくと、これはいいかも!!という物件が出てくるかと思います。 その時は次のステップに移ります。 オファーのsubmitです。 オファーのSubmitとは賃貸などでは大体早いもの勝ちのケースが多いですが、購入の場合は複数あるオファーの中から売主が選ぶやり方が主流です。 なので売主視点で魅力的なオファーの内容になっているかというのが大事になってきます。なので、多少テクニック的なことも必要になります。オファーの提示方法は、標準的なオファー申し込みの用紙に金額や条件を記載し、カバーレターや補足資... アメリカで家を買う!7 オファーをいれる①(金額の見方) - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
前回↓
なんとなく何を探して、レアルターを決めたら、あとはひたすらお家を見るだけです。 もうこれはひたすら数をこなすのがよいと思います。 フィーリングが重要なので、どういう家がしっくりくるのかこないのかをそれなりに体験するとある程度わかってきます。 ということで主に体験談を書きます。 1週間の流れ体験談の前に、物件のサイクルが大体1週間で回っているので、それについて書いておきます。 大体、家のオファーを受け入れますよー、という状態になるのがわかるのが木曜~金曜にかけてです。 もちろんそれ以外の曜日に出る... アメリカで家を買う!5 物件探し③(ダメな物件、体験談) - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |