数学が好きになれる理由
個人的には数学が好きです。でも世の中には数学/算数が嫌いな人もいます。
ということでこういう魅力があるんだよ、という記事です。
Contents:
数学の魅力
超スッキリ
数学の問題は世界的に未解決な難題を除けば、すべてスッキリするものしかありません。
「2+6=?」よりは「2+6=8」の方が気持ちいいのです。
「5+8=13」みたいな気持ち悪い数字はあるけど、まぁ基本的に気持ちいいのです。
他の教科ではこのスッキリさは味わえません。
たとえば「りゅう(ドラゴン)の漢字は?」という質問の答えは「龍」。
→何を1マスにぐしゃぐしゃと。
たとえば「鎌倉幕府が作られたのは?」「1192年」。
→大昔だし、いつでもいいじゃん。
証明問題とか最高ですね。
最初はつながっていなかった仮定と結論が最後はビシッと一直線に!!!
しかもそれが寄り道をしない一直線だと超最高ですね。
必ず正しい答えがある
ある意味スッキリにつながってるけど、必ず正しい答えがあります。
筆者の気持ちなぞという上っついた気持ちではなく、普遍的な答えが必ずあるのです。
歴史なんかも適当で、新たな証拠が見つかったらひっくり返ることなんて多々あるのです。どこの国の人でもいつの時代に解いても同じ答えだなんて最高ですね。
パズル感
もはや数学というのはパズルの領域なのです。
「ルールが決まっていて、もらったピースや条件で、ゴールの状態を生み出す。」
単なるこの繰り返しです。計算問題も、方程式も、証明問題も、図形も関数も。
数独が流行っていますが、数独なんかでなくても数学の問題は全部パズルと思えば、学校の授業なんてすべて遊びになるのです。
実は数学に必要な能力
One by one/地道に一つずつ
たまに数学や算数が苦手な人は「頭が悪いから」ととんでもない理由をつけたりします。
ただ、これは間違ってると思います。
「頭が悪いから」ではなく、全部すっ飛ばして「頭が悪い」というざっくりな理由をつけてしまうところが実は問題だと思います。
数学/算数はあくまで小さいものの積み重ねと自分は思っています。
ブロックを積み上げる時は、一つ一つ丁寧に積み上げることが大事です雑に積んだり、変な角度にしたり、間違った大きさを使ったりすると、ジェンガみたいな状況になり、倒れてしまいます。
なので、一つ一つが大事なのです。
料理を例にとると、
- 作る料理を知っていること
- 作り方を知っていること
- 実際に作ること
の3つが重要な項目になります。
ポトフとかゴーヤチャンプルーとか、キムチチゲ、とか料理自体を知らないとまずは作れないですね。
その後、どういう工程で作るのかを知っていないと、まず作れないのです。
最後は実際に作ることは正しい量の調味料や正しい火の入れ方などが重要なのです。
数学も一緒で、問題が正しく解けなかった時は、
- 問題がわからない
- 解き方がわからない
- 解き方を間違っている
の3つのどれかであって、頭が悪いという漠とした理由ではないのです。
と、数学に根源的に必要な能力は、一つずつ丁寧にやる能力、ただ一つだと思っています。
正確に、速く、美しく
数学の3原則です。
一つずつ丁寧にやる能力を備えていれば、「正確に」が身に付きます。
その後は、どれだけ速くという所に着手します。学校のテストなどは時間制限が必ずあるので、この「速く」が重要です。ただし、速くても間違っていてはよくないので、「正確に」が最初に来ます。
最後は「美しく」。
これを意識できるようになったら、きっと数学好きになっていることでしょう。
と、ちょっとキモいなと思いつつ、数学ってそんなもんだよなーという勝手な思いをツラツラと書いてみました。