気付けば卒業して1年も経ちました。何がどう変わったのか変わってないのかを参考情報として書いてみます。
そうだ、修士を取ろう!ということで、仕事をしながらでもオンラインで授業を取り、修士号を取るお話です。 なぜ修士?学歴があまり重要視されない昨今で、修士を取ろうと思いたったのが3年前。取らなければいけない理由があったというわけではなく、自発的に取ることを決めました。大きく理由は二つありました。 大学の学部が今の職歴と違う分野であること 仕事を通しての知識を学術的に学んだりして知見を深めること修士を取得する最大の理由は一番、大学の学部の不一致でした。 学歴と職歴の一致日本では当たり前であるこ... 海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!① なぜ修士・大学院? - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
そうだ、修士を取ろう!ということで、仕事をしながらでもオンラインで授業を取り、修士号を取るお話の続きです。 どこの修士?修士課程がある大学は世界中にごまんとあります。といってもどれもこれもが候補になるわけではなく、基本的な条件をもとに狭めていくと、そこまで候補がないことが多いです。といってもMBAとかメジャーな分野であれば選択肢がかなり増えるので選ぶのは難しいかも。自分の場合、 言語:英語か日本語 分野:IT系 大学院:レベルが高く、有名な方がいい(世界のランキングに出てくるくらい) 費用:安い方... 海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!② どの大学院? - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
そうだ、修士を取ろう!ということで、仕事をしながらでもオンラインで授業を取り、修士号を取るお話の続きです。 願書を出す前に行きたい大学院を選出したら、もしくは選出の段階で気にしなければいけないのは願書の出し方と合格条件です。大学院にありがちな条件として、以下の7つがあげられます。 学歴と大学の成績 言語力(TOEFL, IELTSなど) 職歴 学力テストの結果(GMAT、GRE) 推薦状 志願のエッセイ 経済力 学歴と大学の成績大学院ですので、99%以上は大学の学士卒相当の学歴が必要です。分野によっては具体的に勉... 海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!③ 願書を出す - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
そうだ、修士を取ろう!ということで、仕事をしながらでもオンラインで授業を取り、修士号を取るお話の続きです。 受講コースの構成こればっかりはコースによるので、あくまで参考までにですが、どんなかんじで授業が進むのかを書きます。自分が選択したコースは通常2年間で8つのコースを受け、その後半年間で修士論文を書くというものでした。受講する授業自体はほぼ決まったもので、選択式のコースは一つだけありました。(7つ固定で、1つは二種類のクラスから選ぶ)コースを受けるスピードは自分で決めることができ、たとえば8... 海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!④ 実際の授業 - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
気付けば卒業して1年も経ちました。何がどう変わったのか変わってないのかを参考情報として書いてみます。 卒業まで前回修士論文を出して結果待ちというところで書き終わっていましたが、後日採点結果が届き、無事卒業ができることが決まりました。イギリスの大学院は不思議な成績の付け方で、 Distinction Level: 70%以上:感覚的にはA Merit Level: 60%以上70%未満:感覚的にはB Pass Level: 50%以上60%未満:感覚的にはC Fail:50%未満:感覚的にはFという評価方法です。GPAとかと一緒で、各教科の% × 単位数の総和を総単... 海外の大学院 オンラインで修士を取るぞ!⑤ 卒業1年後 - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活 |
Contents:
卒業まで
前回修士論文を出して結果待ちというところで書き終わっていましたが、後日採点結果が届き、無事卒業ができることが決まりました。
イギリスの大学院は不思議な成績の付け方で、
- Distinction Level: 70%以上:感覚的にはA
- Merit Level: 60%以上70%未満:感覚的にはB
- Pass Level: 50%以上60%未満:感覚的にはC
- Fail:50%未満:感覚的にはF
という評価方法です。
GPAとかと一緒で、各教科の% × 単位数の総和を総単位数で割るGPAみたいなもので評価されます。
もちろん修士論文の単位が他教科より多いので、どれだけとれるかで最終的な成績に影響がでます。
修士論文は出来が悪いけど後少しでなんとか合格レベルという場合は再提出ということもあるのですが、自分の場合は、再提出もなく修士論文がぎりぎりMerit、結果的に全体もMerit Levelで卒業することができました。
まぁ博士課程とかに行かない限りこの評価はどこにも表れないんじゃないかと思う。
ということで晴れて卒業できることに。
オンラインということで、一切現地に行かなくても学位がとれるわけですが、一応卒業式に参加するというオプションもあったりします。
しない場合は郵送で卒業証書が送られてきて、万事終了。長い大学院生活が終わりました。
学位を得て変わったこと
本題の、1年たって何が変わったのか変わってないのかを書いてみます。
履歴書の最終学歴が変わった
当たり前っちゃぁ当たり前ですが、学士ではなく修士、Graduate Schoolに行ったよ、という学歴がつきます。
LinkedInを更新できますね。
Academic Writingを知った
各教科で提出していたEssayに加えて修士論文を書いたことでAcademic Writingが何なのかということを知ることができました。
書くのが苦痛、Referenceばっかり、結局何が言いたいのかわからない、といった状況によく出くわしますし、なぜビジネスの領域でAcademicの研究結果や資料などが使いにくい局面が多いのかなどよく理解できます。
それを知ると何がわかるかというと、その上を目指す博士や研究職が向いているのか向いていないのかという判断には使えるかなと思います。
ポイント制でとれる永住権がある国々
たとえば、カナダとかニュージーランドとか永住権申請に各条件に応じてポイントを決めて一定の総合ポイントを求める国があります。
こういう制度では、大体大学卒よりは大学院卒が大きくポイントを取得できることが多いです。
結果的に永住権取得に向けて有利になるので、将来的にはプラスです。
アメリカの永住権はそのようなものは採用していないが、大学卒、大学院卒で微妙に発給数などに違いがあったりするので、大学院卒の方が有利です。
自負・自己満
変わったというか得たものですね。ないよりはある方がいいというくらい。
学位を得て変わらないこと
社内での役割や評価
大学院の学位をもったことでいきなり社内での役割が変わるかというと、変わらないでしょう。
単純に「退職しない代わりに」「違うキャリアにいきたいので」といった交渉をするかしないかであって、大学院がどこまで交渉を有利にするのかは正直未知数。
転職する気が満々であるならば学位は意味があると思いますが、そうでなければあまり日常は変わらないでしょう。
総評
結果的に学位を得ることで何か物理的に何か大きく得るものがあるかというとそうではないです。
ただし、リストラにあったり、海外永住を目指したり、転職したり、といったイベントに対して耐性がつくというのは正しいかなと思います。
リスク回避のために大学院を受けるというのは多分違うのだと思いますが、自分の能力の向上に加えてそういったメリットがあるっていうのが実態なのかなと思います。
でも3-4年前に戻れたら大学院は目指さないか?と言われたら、いや、目指します、と自分は答えるかなと。
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