オフェンス編に続いてディフェンス編です。
Contents:
ディフェンス
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ディフェンスライン:DT、タックル;DE、エンド
オフェンスラインの対になるディフェンスラインです。
内側にるのがタックル、外側がエンド、センターはいません。基本構成は左右に二人ずつの4人で組みます。
このポジションの主な役割はQBにプレッシャーをかけることと、ランプレーを止めることです。
オフェンスのラインマンの横をすり抜けたり、押し抜けたりしてQBへのタックル(QBサック)が最大のプレーです。サックをすると必然的に先ほどの攻撃の開始地点から戻ることになるので、次の攻撃で長い距離が必要になってくるので、ディフェンスが有利になります。
仮にサックができなくても、パスのコースに入ってブロックしたり、QBが動きながらパスをする状況に追い込んだりすることで、パスの成功率を下げることもできるので、脅威となります。
あとはランプレイの際に走るコースをなるべく狭めることで、ランプレイでの攻撃も防ぐことができます。
このポジションはオフェンスラインに抑えられない体の強さに加えて相手を追い掛けるスピードが求められます。
昔若乃花が相撲引退後挑戦したのもディフェンスラインですが、スピードが全然足りなかったことでしょう。 -
LB、ラインバッカー
ラインの後ろに構えるのがラインバッカーです。
このポジションは守備の要で、全体を見渡せる位置であることから、守備の作戦を指示する人がよくなります。
えぇ、守備にも作戦があるのです。
このポジションは基本的に何でもこなします。ランプレイでラインを走りぬけたRBを止めたり、近場のパスやタイトエンドへのパスを防いだりするのもラインバッカ―の役割です。
最近ではQBが自ら走るケースもあるので、スパイといってQBに対してマンツーマンで守ることもします。
このポジションは必然的に相手をタックルして止めることが多くなるので、タックル数が重要になってきます。 -
CB、コーナーバック
オフェンスのWRをマークするポジションです。相手をフリーにさせずに、パスキャッチを妨害するのが役目です。
このポジションでWRと実力差が大きいと、パスプレイがどんどん決まってしまうので、大敗する可能性があります。
どうしても体格差を作られてしまうので、それを補うオフェンスの読み、ボールがくるタイミングの読みが必要になります。 -
S、セイフティ
LBの後方で最後の砦として残るディフェンスです。ここが強いチームはそれぞれの攻撃であまりヤード数を与えないことになるので、結果的にディフェンスが固くなります。
長いパス攻撃の際にCBをサポートしたり、ランプレイのさいにLBが抜かれた後止めたり、と守備は広範囲に及びます。
基本的にセイフティのいるゾーンまでボールを運べればその時点で攻撃側は1stダウンをとれるくらいの距離を移動していますが、このセイフティを抜くことができれば、一発で得点を決めることができます。
なので、やはり最後の砦なのです。