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一時帰国の際に使えるお得な国内線チケット

あまり知られていない気がしますが、日本に一時的に訪問する方に、もっと色々な場所に足を運んでもらい、日本をよく知ってもらうため(?)にJALやANAでは特別運賃のチケットを用意しています。
そして、それらのチケットは「外国人」という条件がないので、実は海外在住の方の一時帰国の際にも使えてしまうのでこれは使わない手はないです!!!

2020/2/4修正

 

Contents:

概要

日本への一時訪問者向けに、特別運賃(片道1万円~1万3000円(税抜き))程度のチケットが販売されています。
JALだと、
– Oneworld YOKOSO (ようこそ) / Visit Japan チケット (2019年3月で終了)
– Welcome to Japan チケット
– JAL Japan Explorer Pass
ANAでは、
– Visit Japan チケット
という名で販売されています。

これらのチケットは、
・日本国外での居住を証明するもの
・日本を出国するチケット
があれば、一回の訪問で5区間まで購入することができます。
夏休みや冬休みの繁忙期など、利用できない期間が一部ありますが、それ以外の日の国内線であればいつでも使えます。
もう少し各社別の詳細を書きます。

 

JAL

JALは2種類、「Oneworld YOKOSO (ようこそ) / Visit Japan チケット」、「Welcome to Japan チケット」、「JAL Japan Explorer Pass」がありますが、基本的に買い方や使い方は一緒ですが、違いは以下の通りです。

Oneworld YOKOSO (ようこそ) / Visit Japan チケット
・税抜き1万円
・日本への出入国のチケットがOneworldであること

– Welcome to Japan チケット
・税込1万4300円
・日本への出入国のチケットはどの航空会社でもOK
・子供料金なし(大人と一緒)

– JAL Japan Explorer Pass
・税込5,500円/7,700円/11,000円
・日本への出入国のチケットはどの航空会社でもOK(のように見える)
・子供料金なし(大人と一緒)

ということで、以前はOneworldで出入国をするかどうかでYokosoかWelcomeかで使い分けることになりましたが、新しいJapan Explorerはその制限が記載されていないので、どちらでもOK基本的ということに。
後ほど実際に購入した話を書きます。

ANA

ANAはVisit Japanチケット一本のみ。基本的にはJALのWelcome to Japanチケットと同じで、税抜き1万3000円で、どの航空会社で出入国してもOKです。
JALと微妙に違うのは、最低2区間からの販売になっている点と、繁忙期の定義が違うので、購入前に比較するとよいと思います。

メリット

これらの航空券はメリットだらけです。使うチャンスがあるのであれば絶対使ったほうが良いです。

  1. 値段が安い

    当たり前ですが、一人当たり片道1万円程度で沖縄でも北海道でもどこでもいけます。唯一子供料金の設定がないので、場合によっては高くつく可能性はあるものの、基本的に普通に買うより安価で買えます。

  2. いつ予約しても同じ値段

    飛行機のチケットは遠い将来であればあるほど安いチケットが買えます。なので、一生懸命先の予定を決めることが重要なのですが、このチケットに関して言うと、いつ買っても同じ値段です。
    完全に満席でない限り、直前でもこの値段で買えることになるので、かなりお得です。

  3. 変更の許容度合い

    加えて、飛行機のチケットは変更ができるものはかなり高いですが、JAL: Welcome to JapanやANA: Visit JAPANは最初の1区間目の変更は許容されていないものの、2区間目以降は、日時の変更が自由にできます。
    なので、少し長く滞在をしたい、予定を変更したい、という時もかなりフレキシブルでできるので、これはお得です。
    一方でJAL:Japan Explorer Passは基本的に飛ぶ区間ごとに購入することになり、変更やキャンセルがききません。なのでご利用は計画的に。

  4. 預け入れ荷物が許容されている

    JAL、ANAそれぞれ国際線と同じレベルの預け入れ荷物基準になります。
    なので通常であれば23kgを2個まで、という基準が国内線にもかかわらず適用されるので、荷物が多くてもOKです。

  5. マイル、FOP、PPが100%たまる

    安いチケットは、フライトマイルに対して積算率という掛け算がされて、30%,50%,70%等の規定の割合分しかマイルが貯まりません。
    しかしこのチケットだと、これが100%になります。なので、マイルを貯めている人にはかなりお得になります。
    さらに、JAL、ANAの上級ステータスに必要なFOPやPPも同じ積算率が適用されるので(普通運賃のフライトと同率)、それらを貯めている人にもかなり優位に働きます。
    修行と呼ばれる方にとってはとんでもない話なのではないかと思います。
    が、JAL: Japan Explorerには2021/2以降はBooking Classによって加算率が変わるという制度になるそうですので要注意。

ということで、ほぼメリットしかないチケットなので、かなりお勧めです。

 

実際に買ってみる

実際に以前Oneworld YOKOSO (ようこそ) / Visit Japan チケットのチケットを買ってみた時の話です。(残念ながらこれは2019年3月に終了済)

予約方法

基本的に電話での予約になります。JALの海外拠点があるので、自分の地域の拠点に電話をいれました。
新規予約のオプションを選び、オペレーターにつないだあと「YOKOSO Visit チケットが購入したいです」と言えば、手続きを進めてもらえます。
通常の購入と同様に日付と目的地などを伝えて購入をします。

一応このタイミングで、日本への出入国のフライトの確認がされますが、自分の場合は同じJALで出入国予定だったので、マイレージ番号で照会してもらった関係で口頭で旅程を伝えるだけでした。
フライト2週間前で、夏休み期間にもかかわらず、席に制限もなく普通に手配できました。

予約の手続きが終わると、日本国外の居住の証明を送ってください、と指示があります。
アメリカの場合はアメリカの住所が記載されている免許証のコピーでよいそうです。
Webの問い合わせフォームがあるので、そこにスキャンしたものを添付して送ればOKとのことでした。
チケットは円ですが、支払いは$建てになるので、現地のカードで支払いをしました。

 

発券

途中eticketの発券の前に、メールアドレスが正しいかを確認するために空メールの返信をするという作業はありますが、予約の電話の翌日にスキャンした免許証を送ると、3日ほどでメールでe-ticketが送られてきました。
パスワードがかかっていて、教えてもらったパスワードを開くと無事eticketが表示されました。
その後2日くらい経つと、自分のマイレージ番号のアカウントに旅程が表示されてくれたのでこれで万事OKです。

 

実際のフライト

実際のフライトは通常通りですが、気付いた点があるとすると、
・自動チェックイン機が使えなかった
・乗ってみたら前方座席が手配されていた
くらいですかね。
勝手な予想ですが、処理的には普通運賃の予約を割引で販売している感じみたいです。なのでマイル加算や前方座席になるのではないかと。

 

まとめ

ここまで圧倒的にメリットづくしの航空券なので、使わない手はないですね。
地方に実家があったり、友人にあったり、せっかくだから国内旅行したりなど、どういう要件にも使えるので、一時帰国の際のフライトはこれらを使うのがベストでしょう。

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ハイサワー: 管理人:ハイサワー アメリカ在住。30代男。2016年より子育て奮闘中。 スポーツは何でも。特にバスケ、アメフト、ラグビー。