一応IT関連の仕事はしつつも、PCに特段詳しくはないのですが、あまりに調子が悪かったもんで、電源ユニットを交換してみました。
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PCスペック
「HP Pavilion Desktop PC m9690」というPCを使っています。
2009年に買ってからVista→Windows 7→Windows10とOSを変えつつも、今も現役でバリバリ動いています。
というより今となっては職場のPCなんかよりもはるかに快適にサクサク動きます。
CPUはCore i-7だし、RAMも6GB積んでるし、HDDもSDDを導入してかれはほぼ無敵状態。
グラフィックボードも特に問題なし。
ただ、このPCは発売当初はよくブルースクリーンになるとか色々な噂があったのですが、例にもれなく不安定な挙動をすることは多々ありました。
急に再起動したり、ブルースクリーンになったりというのはかなりよくあったので、丁寧に丁寧に使ってあげないといけない。意外と面倒。
症状
ということで、色々不安定ながら使っていたのですが、とうとう末期症状と呼べる現象が起き始めました。
電源ボタンを押すと、通電するのですが、立ち上げる時に「シューン」と落ちてしまう。
再度ボタンを押すと、何回か繰り返すが、何回か繰り返しているうちに、うまく立ち上がるという症状でした。
普通に使っている分にはそんなに問題はない。ただし重い処理をすると強制的に落ちることがたまにあるというかんじ。
この現象が頻発するようになってからは、PCの電源を落とさない、という回避策を続けていましたが、強制落ちされると辛い。
加えて立ち上げっぱなしだと、電気代はもったいないし、熱いし、音はするし、なんか嫌、ということでどうしたもんかと考えました。
調べてみると、PCは立ち上げる時に電力を大量に使うとのこと。
なので仮説として、「電力の供給に問題が生じている」が考えられました。
ということで、電源ユニット交換を検討します。
電源ユニットの選び方
細かい技術的な選び方は調べればわかるのですが、自分の場合は以下で絞りました。
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サイズ
- 自作のデスクトップであれば色々とやりようがあると思うのですが、既製品なので、電源ユニットがちゃんと収まることを前提にしました。
サイズは多種多様なので、しっかり測って入るかどうかで絞ります。
- 自作のデスクトップであれば色々とやりようがあると思うのですが、既製品なので、電源ユニットがちゃんと収まることを前提にしました。
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供給電力
- 元々装備してあったのは460Wの供給電力のもの。各コンポーネントの消費電力的には収まってるけど、なぜか不安定なので、一気に750Wまで引き上げてみました。おそらく500Wとか650Wでも大丈夫なんだろうけど、大は小を兼ねる、というのが電源ユニットなので、多めで。
- トータル電力以外に電圧ごとの出力もチェックして、ケアできてるかを確認。
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コネクタの種類と数
- これが意外と迷いました。必要なコネクタ数は中をあけてみればすぐにわかるので必要な数を満たしていればよいでしょう。
- 一番迷ったのは、着脱式のコネクタにするか否か。着脱化できるものは、必要なコネクタをつけなくてよいので、中身がスッキリします。一方でコネクタの負担とかどうせ必要なものがあるから、と色々考えていたら、半着脱式のものを見つけたのでそれにしました。
- 結局それでも外せないやつが大量に余ったので、全取り外しできるやつにすればよかったかも。
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ブランド
- 一応メーカーブランドがあるらしいです。
- あまりよくわからないので、サッと調べてメジャーっぽいものに。
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値段・省エネ
- ここまでくるとだいぶ選択肢が狭まりますが、あとは値段と省エネ効率を示す変換効率があるので、バランスがいいものに決定。
換装作業
ということで電源ユニットが届きます。箱がかっこいい。
そして、とりあえずPCをあけます。
中がスカスカなのは、左下にあるはずのSDD/HDDユニットを取り外したから。
ちなみに写真の右上にあるのが電源ユニット。
取り出すとこんなかんじ。
ちなみに取り出す前に、どのコネクタがどこに刺さっていたのかは写真を撮っておくとよいです。
パッと見わけわかんなくなります。
あとはせっせと新しいものをネジで止めて、コネクタをつなぎあわせれば完成。
中の掃除とかしながら1時間くらいでできちゃいました。
感想
新しい電源になってからは快適そのもの。その後一回もブルースクリーンにもならないし、なぜかパワーはアップしてるはずなのに、音まで静かになりました。元々ついてたやつの性能がすごい悪かったんだと思う。
ということで、電源系の問題を察知したら、勇気をもって交換しましょう。
それで解決しなくても、パフォーマンスはそれなりにあがるかも。