とある日の若気の至りにより、ハイサワーの名を拝命いたしました。
これはその時のお話。
Contents:
ハイサワーはお酒?
それはまだ若かりし頃、まだお酒の味もよく知らないまま、とりあえず飲んでみるという日々。
その日は一人暮らしをしていた友達の自宅で宅飲みを企画していました。
よくそこに入り浸っていたなー。
たった6畳くらいのワンルームにロフトが付いている程度の広さだったのに、いつも何人も集まって、今ではまったく記憶に残らないような会話をしていました。というかそんな狭い空間によくあれだけ人が入ったな。
若さってのはすごい。
友人の家はうちから近いので、移動手段は自転車、といっても20-30分くらい?の距離。
少し到着が遅れる予定だった自分は、行く途中にスーパーがあることを思い出しました。
もちろん金なしの若者たちなので、コンビニよりもコストパフォーマンスが高いスーパーは一番のサポーターでした。特にその飲み会をする家の近くにはコンビニしかなかったので、これは救世主到来なわけです。
すると意気揚々に折り畳み式のボーダフォンで、
「お酒は買っていくよ」
と自ら宣言。これが全ての始まりでした。
スーパーに入ると、一目散にお酒がおいてあるコーナーに行き、陳列棚からお酒を探す。
といっても、全然お酒に詳しくないのでよくわからない。
当時は氷結なんかがよく飲まれており、「なるほど、チューハイ」ってやつだな、と一人ぶつぶつ言いながら物色。
そんな中、「あっ、これCMで見たことあるやつだ。しかもめっちゃ量入ってるぞ!!」と目に入ったボトルを手に取りました。
ボトルというか、プラスチックのペットボトルですね。
低価格で圧倒的ボリューム!!
この時点で恐ろしく間違っているわけですが、人間は思い込んだらもう止まらない。
お会計を済まし、自転車のかごに載せ、皆が待っている所へ爆走。
これはまさに、お腹をすかした雛鳥の待つ巣に戻る、親鳥の気持ちっ!!
アパートにつくと、ダッシュで2階にある部屋にあがりこむ。
「やっときたよ」「遅ぇーよ」「飲むかー」「グラスどこだ?」と一気に盛り上がる。
そしてボトルをビニール袋から取り出し、テーブルの真ん中に置く!!
括目せよ!!!
どんっ!!
わるなら ハイサワー!!!
。。。
。。。。。。
。。。。。。。。。。
。。。。。。(°д°;;)
その後
もちろんアルコールが入っているわけではなく、酒がないのに、男5,6人の間にハイサワーのボトル一本だけあるという異様な状況。
案の定、その後みんなでコンビニに買出しに行きました。そりゃそうだ
その時のみんなの冷めた目、痛恨のミス、大チョンボ。あれからハイサワーがトラウマになったことは言うまでもありません。
使い方のよくわからないハイサワーは徐々に炭酸も抜け、廃棄処分になり、記憶にだけ残る出来事として後世に伝わることになりました。
その出来事の反省と戒めのために「ハイサワー」の名を拝命いたしました。
名に恥じぬよう精進いたします。