Sponsored

アメリカで出産⑮ – 新生児黄疸と光線治療

前回はこちら↓

前回はこちら↓ 出産から怒涛の入院期間がすぎると、退院の準備に入ります。 退院前のプチParenting Class退院前に、うちの病院では新しく親になって退院するメンバ向けにちょっとしたクラスが開催されました。 そこでは赤ちゃんの1,2日目はそんなに問題なく、これからうるさくなるから気を付けてね。と言われます。 基本的に出産前に受けたParenting Classと内容は重複しているので、あまり記憶にないが、赤ちゃんの取り扱い方について一通り説明してくれます。 クラスの参加者には廊下ですれ違った人や、最初に病院に来た...
アメリカで出産⑭ - 退院!! - ヘブリカン:そんなHeavenでもないアメリカ生活

普通の出産は退院して、日々の生活に戻りめでたしめでたしなのですが、前回書いたとおり、我が子は退院後あまり授乳できていなかったこともあり、黄疸が出て結果再入院をしました。

 

Contents:

新生児黄疸

アジア人の赤ちゃんは黄疸が出やすいというのは医学的にわかっているようです。ビリルビンの数値が一定以上だと黄疸と診断されます。
適切な処置を行わないと脳に影響が残ることもあるので、実は怖い症状です。

通常ビリルビンは肝臓を通して排泄物として出ていきます。なのでご飯をしっかり食べて、消化して排泄していれば生まれた直後で肝臓が未発達の赤ちゃんも徐々に減っていきます。
我が子は退院時にはビブリビンの数値は低かったものの、この退院して1日で数値が急上昇したので、翌々日に入院するようにと小児科に言われました。

 

入院して何をするのかというと、光線治療です。
ビブリビンの分解に日光などの紫外線が有効だということは科学的にすでにわかっているそうなので、長時間、赤ちゃんが寝ている時に光線を当て続けるという治療です。

 

再入院

そしてその治療器具があるのがどうやら出産した病棟にあるそうで、退院して早速引き返すことに。
荷物アンパックしたのに。。。。

 

でどうなるかというと、

 

こうなる↓

 

 

 

日焼けサロンですやん!!!

 

小さいおじいちゃんが日サロってるとしか思えないこの状況。
一応目の保護のためにアイマスクをしていますが、生後数日でこんな状況になる我が子を不憫に思うわけです。

 

それでも数時間おきに例の管と注射器を使った授乳法を行い。
動くたびにズレてしまうアイマスクを直すという24時間体制。
夕方18時から治療を始めたのですが、最初のうちはてんやわんやで効率が悪かったため、実質的に光にあたっている時間が短かったです。
そのせいか翌朝の検査では下がってるけど、もうちょいだね、と言われて結局2泊することに。。。

 

最後のほうはプロ並みに「取り出し→授乳→寝かしつけ→日サロ」がうまくなっていましたが、こんな能力一生使うことないと思う。
翌々日になって、ようやく数値も確認できたので、退院許可がおりました。

 

それから先は黄疸の「お」の字もないくらい回復しました。
ただ、若干色黒なのはきっと光線治療のせい。。。。まぁ、いずれ治るであろう。

 

出産シリーズ・完

そんなこんなで、15回にわたって綴った妊娠から出産までの一連の流れですが、この退院をもってひと段落しました。
ここから先は子育てシリーズでしょうか?

異国での出産に少しビビることもあるかもしれませんが、正直初めての出産はどこであろうと、大慌てだし、はっちゃかめっちゃかだし、感動するし、感慨深いし、素敵なものです。
基本的に病院の方は優しいですし、色々日本と違いはあるだろうけど、アメリカは安心して可愛い赤ちゃんを産める環境なんだと思います。
産んでくれた嫁に感謝です。

Sponsored
ハイサワー: 管理人:ハイサワー アメリカ在住。30代男。2016年より子育て奮闘中。 スポーツは何でも。特にバスケ、アメフト、ラグビー。